eudc とは

皆さんの携わるシステムでは外字を使っていますでしょうか。外字とは各文字エンコーディングでユーザ外字領域や私用領域として定められているコードに割り当てられた字のことです。よく知られている用途としては SJIS で動作していたかつての携帯電話で使われていた絵文字があります。

PostgreSQL は、データベースのサーバ文字エンコーディングである UTF8 や EUC_JP、EUC_JIS_2004 において外字を利用可能です。そのコードにどのような字形が割り当てられているかは関知しませんが、外字用とされているコード範囲の文字を読み書きすることができます。

一方で PostgreSQL はクライアント文字エンコーディングからサーバ文字エンコーディングの変換で、一部について外字をサポートしません。日本語の文字エンコーディングでしばしば問題となるのは、サーバ側が UTF8 でクライアント側が SJIS や EUC_JP の場合です。これらの変換では外字はエラーになってしまいます。

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