2014 年 10 月 15 日〜 17 日に東京ビックサイトで開催された日経BP社主催のイベント「ITPro EXPO 2014」の Hinemos ブースにおいて、 SRA OSS, Inc. 日本支社では「Hinemos を活用した、OSS ミドルウェアに対する稼働分析ソリューション」の展示、及びプレゼンテーションを行いました。
ここでは、当社 長田悠吾が行ったプレゼンテーションの内容をご紹介します。
■監視対象のシステム構成
SRA OSS, Inc. 日本支社 の長田です。よろしくお願い致します。
今日は、OSSミドルウェアで構成されたシステムの稼働状況を分析して、システムを改善するためのソリューションについてご紹介します。
まず監視対象のシステム構成について説明します。
Apache 、Tomcat 、PostgreSQL など、複数の OSS ミドルウェアで構成されています。
また、可用性を高めるために、サーバも複数台の構成になっています。
■Hinemos を活用した監視システムの構成と監視機能
次に、Hinemos を活用した監視システムの構成についてご紹介します。なお、当ブースでは、Hinemos を使った監視システムをデモ環境として展示しています。
Hinemos でどのように監視を行っていくか、この環境を例にご説明させていただきます。
これは、Hinemos で行うことができる監視機能の代表的な例を示しています。
Apache については、プロセス死活監視、ログ監視など、PostgreSQL については、プロセス死活監視に加えて、SQL 監視、各サーバでは、CPU やメモリの利用状況などの性能監視を行います。
これらの監視結果・性能情報は、Hinemos のデータベースの中に蓄積されていきます。
また、Hinemos の特長のひとつである、ジョブ監視がございます。
例えば Web サーバについて、日々のバックアップ、DB サーバについては、不要データ削除、DB最適化などのジョブを実行する必要があると思います。Hinemos からこれらのジョブを実行し、その実行時間やジョブの成功・失敗などの情報を監視します。
ジョブの実行結果についても、Hinemos のデータベースの中に蓄積されていきます。
これらの監視結果は、Hinemos クライアントを用いて確認することができます。
ここに示した画面はその一例ですが、各サーバの状況などを確認することができます。
■Hinemos の新機能、レポーティングオプション
それらを一覧でわかりやすく表示するのがレポーティングオプションです。これはつい先日追加された新しいオプションです。監視結果、性能情報、ジョブ実行結果を、まとめて集計して、PDF のレポートとしてわかりやすく表示します。
集計期間も、過去1か月分や、1週間分、昨日1日分など、期間を設定することがき、マンスリーレポート、ウィークリーレポート、デイリーレポートなどを作成することができます。
いつレポートを作成するのかといったスケジュールなどの各種設定は、Hinemos クライアントから設定します。また、即時出力も可能です。
レポーティングオプションとメール通知を組み合わせますと、レポートの作成が終了したタイミングで、レポートの PDF を添付して担当者にメールで通知することも可能です。
■グラフなどを使って、見やすいレポートを作成することができる
これは出力されるレポートの一例ですが、性能情報については CPU 、メモリ、Disk 、ネットワークなどの状況を出力できます。監視情報では、イベントの種類別のグラフなども表示することができます。
ジョブの実行結果については、実行時間をガントチャートで表示することも可能です。
Hinemos 、及び Hinemos のレポーティングオプションを活用することで、システムの監視、監視した情報の蓄積、情報の可視化・レポート、情報の分析を行うことができ、継続的にシステムを改善していくことが可能となります。