PostgreSQL 9.1.5文書 | ||||
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PL/pgSQL文で使用される式は全て、サーバの主SQLエクゼキュータを使用して処理されます。 例えば、以下のPL/pgSQL文
IF expression THEN ...
が記述された時、PL/pgSQLは
SELECT expression
を主SQLエンジンに供給して、上式を評価します。 項39.10.1において詳細を説明したように、SELECTコマンドの形成においてPL/pgSQL変数名は、その都度パラメータによって置換されます。 これにより、SELECTの問い合わせ計画は一度だけ準備することができ、その後の評価で異なった変数値を代入して再利用されます。 すなわち、式の最初の使用においては、実質的にPREPAREコマンドと同等です。 例えば、2つの整数変数xとyを宣言して、
IF x < y THEN ...
という条件式を記述すると背後では
PREPARE statement_name(integer, integer) AS SELECT $1 < $2;
と同等なプリペアドステートメントが作成されます。 そしてIF文を実行する度にPL/pgSQLの最新の変数値をパラメータ値として供給して、このプリペアドステートメントに対してEXECUTEを行います。 項39.10.2に記述したように、こうして準備された問い合わせ計画は、データベース接続が切断されるまで保持されます。 通常この詳細は、PL/pgSQLユーザにとって重要ではありませんが、この知識は問題点の解析に有用です。