PostgreSQL 9.1.5文書 | ||||
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file_fdwモジュールは、サーバのファイルシステムにあるデータファイルにアクセスするのに使用できる外部データラッパfile_fdw
を提供します。
データファイルはCOPY FROMで読むことのできるフォーマットでなければなりません。
詳細は COPY を参照してください。
このラッパーで作成された外部テーブルには以下のオプションを設定することができます。
読み込むファイルを指定します。必須です。絶対パスでなければなりません。
ファイルフォーマットを指定するもので、COPYのFORMATオプションと同じです。
ファイルがヘッダ行を持つか指定するもので、COPYのHEADERオプションと同じです。
ファイルのデリミタ文字を指定するもので、COPYのDELIMITERオプションと同じです。
ファイルの引用符文字を指定するもので、COPYのQUOTEオプションと同じです。
ファイルのエスケープ文字を指定するもので、COPYのESCAPEオプションと同じです。
ファイルのnull文字列を指定するもので、COPYのNULLオプションと同じです。
ファイルのエンコーディングを指定するもので、COPYのENCODINGオプションと同じです。
COPYのOIDS、FORCE_QUOTE、FORCE_NOT_NULLの各オプションはfile_fdwでは現在サポートされていません。
これらのオプションは外部テーブルにのみ指定可能で、file_fdw外部データラッパやそれを使用するサーバ、ユーザマッピングのオプションには指定できません。
どのファイルから読み込むかを決定できるのはスーパーユーザーのみでなければならない、というセキュリティ上の理由から、テーブルレベルのオプションを変更するにはスーパーユーザ権限が必要です。 原則としては非スーパーユーザはその他のオプションを変更することを許されてもよいのですが、現時点ではサポートされていません。
file_fdwを使用する外部テーブルでは、EXPLAINは読み込むファイルの名前を表示します。COSTS OFFが指定されない場合は(バイト単位の)ファイルサイズも表示されます。