以下の"パラメータ"は読み取りのみで、PostgreSQLのコンパイル時、もしくはインストール時に決定されます。 そのため、これらはpostgresql.confのサンプルから除かれています。 このオプションは、特定のアプリケーション、特に管理用フロントエンドによって注目される可能性があるPostgreSQLの様々な部分の振舞いを報告します。
block_size
(integer) ディスクブロックの容量を報告します。サーバ構築の際にBLCKSZの値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。(shared_buffersの様な)いくつかの構成変数の意味はblock_size
によって影響されます。これに関しての情報は項17.4を参照してください。
integer_datetimes
(boolean)PostgreSQLが64ビット整数による日付と時刻のサポート付きで構築されたかどうかを報告します。PostgreSQLを構築するときに、--enable-integer-datetimesの構成で設定されます。デフォルトの値はoffです。
lc_collate
(string)テキストどおりのデータが並び替えられたロケールを報告します。詳細は項21.1 を参照してください。値はデータベースクラスタが初期化されたときに決定されます。
lc_ctype
(string) 文字分類を決定するロケールを報告します。詳細は項21.1を参照してください。値はデータベースクラスタが初期化されたときに決定されます。通常、これはlc_collate
と同一ですが、特殊なアプリケーションでは異なって設定されることがあります。
max_function_args
(integer)関数の引数の最大数を報告します。サーバを構築する時、FUNC_MAX_ARGSの値で決定されます。デフォルトの値は100です。
max_identifier_length
(integer) 最長の識別子の長さを報告します。サーバ構築時のNAMEDATALENの値より一つ少なく設定されます。デフォルトのNAMEDATALENの値は64ですので、デフォルトのmax_identifier_length
は63です。
max_index_keys
(integer)インデックスキーの最大値を報告します。サーバ構築の際にINDEX_MAX_KEYSの値で決定されます。デフォルトの値は32です。
server_encoding
(string)データベース符号化方式(文字セット)を報告します。データベースが作成された時に決定されます。通常クライアントはclient_encodingの値にのみ注意する必要があります。
server_version
(string)サーバのバージョン番号を報告します。サーバ構築の際のPG_VERSIONの値によって決定されます。
standard_conforming_strings
(boolean)SQL標準で規定されたように、通常の文字列リテラル('...')がバックスラッシュをリテラルとして取り扱うか否かを報告します。この値は現在常に、バックスラッシュはエスケープとして取り扱われることを意味する、offになっています。これは将来、PostgreSQLのリリースで文字列リテラル構文が標準に基づくよう変更になった時点で、onに変更される予定です。どのように文字列リテラルが処理されるか、アプリケーションでこのパラメータを検査しても良いでしょう。このパラメータの存在は、エスケープ文字列構文(E'...')がサポートされているかどうかを示すものとも考えられます。