PostgreSQL 9.6.5文書 | |||
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ビューpg_file_settingsはサーバの設定ファイルの内容の要約を提供します。 ファイル内にある各"name = value"のエントリについて、このビューの1行が存在し、その値が正しく適用可能かどうかの注釈が含まれます。 ファイル内の構文エラーなど"name = value"のエントリと関係のない問題についての行がさらに存在することもあります。
設定ファイルについて予定している変更が動作するかどうかの確認や、以前のエラーの調査分析をする際にこのビューは役立ちます。 このビューはファイルの現在の内容についてレポートするのであって、サーバが最後に適用した内容ではないことに注意してください。 (後者を知るには、通常はpg_settingsビューで十分でしょう。)
デフォルトで、pg_file_settingsビューはスーパーユーザのみが参照可能です。
表 50-63. pg_file_settingsの列
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
sourcefile | text | 設定ファイルの完全なパス名 |
sourceline | integer | 設定ファイル内のエントリの行番号 |
seqno | integer | エントリが処理される順序(1..n) |
name | text | 設定パラメータ名 |
setting | text | パラメータに代入される値 |
applied | boolean | 値が正しく適用可能なら真 |
error | text | NULLでないときは、このエントリが適用できない理由についてのエラーメッセージ |
設定ファイルに構文エラーや不正なパラメータ名がある場合、サーバはファイル内の設定をまったく適用せず、すべてのappliedフィールドは偽になります。 このような場合は、errorフィールドが非NULLで問題を示唆する行が1行以上あるでしょう。 それ以外の場合は、個々の設定は可能であれば適用されます。 個々の設定が適用できない場合(例えば、不正な値、サーバの起動後は設定が変更できないなど)はerrorフィールドに適切なメッセージがあります。 エントリのappliedが偽になる別の理由は、同じパラメータがそれより後のエントリで上書きされている場合です。 この場合はエラーとはみなされませんので、errorフィールドには何も表示されません。
実行時パラメータを変更する様々な方法について、詳しくは項19.1を参照してください。