PostgreSQL 9.6.5文書 | |||
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pg_init_privsカタログは、システム内のオブジェクトの初期権限についての情報を記録します。 データベース内の初期権限のセットがデフォルトでない(NULLでない)オブジェクトごとに1つの記述があります。
オブジェクトは、システムが(initdbによって)初期化された時、またはオブジェクトがCREATE EXTENSIONの実行中に作成され、拡張スクリプトがGRANTコマンドを使用して初期権限をシステムにセットする時に初期権限を持つことができます。 システムは、拡張スクリプトの実行中に権限の記録を自動的に処理することや、拡張作成者が権限を記録させるためにスクリプトの中でGRANTとREVOKEステートメントの使用のみを必要とすることに注意してください。 privtype列は、初期権限がinitdbによって設定されたか、もしくはCREATE EXTENSIONコマンド実行中に設定されたかを表示します。
initdbによって設定された初期権限を持つオブジェクトは、privtypeが'i'で、CREATE EXTENSIONによって設定された初期権限を持つオブジェクトは、privtypeが'e'になります。
表 50-28. pg_init_privsの列
名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
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objoid | oid | いずれかのOID列 | オブジェクトを特定するOID |
classoid | oid | pg_class.oid | オブジェクトが存在するシステムカタログのOID |
objsubid | int4 | テーブル列においては、列番号です(objoidとclassoidはテーブル自身を参照します)。 その他すべてのオブジェクト型においては、この列はゼロです。 | |
privtype | char | オブジェクトの初期権限の型を設定しているコード。 テキストを参照してください。 | |
initprivs | aclitem[] | 初期アクセス権限。 詳細はGRANTとREVOKEを参照してください。 |