第 54章外部データラッパの作成

目次
54.1. 外部データラッパ関数
54.2. 外部データラッパのコールバックルーチン
54.2.1. 外部テーブルスキャンのためのFDWルーチン
54.2.2. 外部テーブルの結合をスキャンするためのFDWルーチン
54.2.3. 外部テーブル更新のためのFDWルーチン
54.2.4. 行ロックのためのFDWルーチン
54.2.5. EXPLAINのためのFDWルーチン
54.2.6. ANALYZEのためのFDWルーチン
54.2.7. IMPORT FOREIGN SCHEMAのためのFDWルーチン
54.3. 外部データラッパヘルパ関数
54.4. 外部データラッパのクエリプラン作成
54.5. 外部データラッパでの行ロック

外部テーブルへの全ての操作は、コアサーバの呼び出しを処理する関数のセットで構成される、外部データラッパによって扱われます。 リモートデータソースからデータを取り出し、そのデータをPostgreSQLエグゼキュータに返却する責任は外部データラッパにあります。 もし外部テーブルの更新をサポートするのであれば、ラッパはそれも扱わなければなりません。 本章では、新しい外部データラッパを作成する方法の概要を示します。

独自の外部データラッパを作成する際、標準配布物に含まれているものは優れたリファレンスです。 ソースツリーのcontribサブディレクトリを調べてください。 CREATE FOREIGN DATA WRAPPERマニュアルページにも有用な情報があります。

注意: 標準SQLでは外部データラッパを作成するインターフェースを定義しています。 しかしながら、PostgreSQLに適応させる労力が大きく、また標準のAPIが広く採用されているわけでもないので、PostgreSQLはそのAPIを実装していません。