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pg_databaseカタログには使用可能なデータベースの情報が格納されます。 データベースはCREATE DATABASEコマンドで作成されます。 いくつかのパラメータの詳細については第21章を参照してください。
ほとんどのシステムカタログとは異なり、pg_databaseはクラスタにおける全てのデータベースにわたって共有されます。 データベース毎に1つではなく、クラスタ毎にたった1つだけpg_databaseのコピーが存在します。
表 45-15. pg_databaseの列
| 名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
|---|---|---|---|
| datname | name | データベース名 | |
| datdba | oid | pg_authid.oid | データベースの所有者。通常はそのデータベースの作成者 |
| encoding | int4 | このデータベースの文字符号化方式。
(pg_encoding_to_char()で、この番号から符号化方式名称に変換できます。)
| |
| datcollate | name | このデータベースのLC_COLLATE | |
| datctype | name | このデータベースのLC_CTYPE | |
| datistemplate | bool | 真であれば、このデータベースの複製として新規データベースを作成するようにCREATE DATABASEの"TEMPLATE"句の中でこのデータベースを使用できます。 | |
| datallowconn | bool | 偽の時はこのデータベースには誰も接続できません。 これはtemplate0データベースが変更されることを防ぐために使用されます。 | |
| datconnlimit | int4 | このデータベースに対する同時のコネクションの最大数を設定します。 -1は無制限を意味します。 | |
| datlastsysoid | oid | データベース最終のシステムOID。 pg_dumpでは特に有用です。 | |
| datfrozenxid | xid | このデータベースの中で、この値よりも前のトランザクションIDは、永遠("凍結")トランザクションIDを持つように変更されています。 これは、このデータベースに対して、トランザクションID周回を防ぎ、かつ、pg_clogを縮小させることを目的としたバキュームを行うかどうかを追跡するために使用されます。 これはテーブル毎のpg_class.relfrozenxid値の最小値になります。 | |
| dattablespace | oid | pg_tablespace.oid | データベース用のデフォルトテーブル空間。 このデータベース内でpg_class.reltablespaceがゼロであるすべてのテーブルは、このテーブル空間に格納されます。 特に、共有されていないすべてのシステムカタログはこのテーブル空間にあります。 |
| datacl | aclitem[] | アクセス権限。 GRANTとREVOKEを参照してください。 |