F.5. btree_gist

btree_gistは、次に列挙するデータ型に対しB-treeと同等な動作を実装するGiSTインデックス演算子クラスを提供します。データ型は、int2int4int8float4float8numerictimestamp with time zonetimestamp without time zonetime with time zonetime without time zonedateintervaloidmoneycharvarchartextbyteabitvarbitmacaddrinet、およびcidrです。

一般的に、これらの演算子クラスは同等な標準B-treeインデックス方式を性能的に凌駕する物ではなく、標準B-treeコードの1つの重要機能である一意性強要の能力を欠いています。 しかしながら、以下で述べるようにB-treeインデックスにはない特徴をいくつか備えています。 また、これらの演算子クラスは、GiSTでのみインデックス可能なデータ型の列もあれば、単純なデータ型の列もあるような複数列のGiSTインデックスが必要な場合に便利です。 最後に、GiSTの試験、およびその他のGiST演算子クラスの開発の基礎として便利です。

典型的なB-tree検索演算子に加えて、btree_gist<>"等しくない")に対してもインデックスのサポートを提供します。 これは、後で述べるような排他制約と組み合わせると便利でしょう。

また、自然な距離のあるデータ型には、btree_gistは距離演算子<->を定義し、この演算子を使った最近接検索へのGiSTインデックスのサポートを提供します。 距離演算子はint2int4int8float4float8timestamp with time zonetimestamp without time zonetime without time zonedateintervaloidmoneyに提供されます。

F.5.1. 使用例

btreeの代わりにbtree_gistを使った簡単な例

CREATE TABLE test (a int4);
-- インデックスの作成
CREATE INDEX testidx ON test USING gist (a);
-- 問い合わせ
SELECT * FROM test WHERE a < 10;
-- 最近接検索: "42"に一番近い10個のエントリを見つける
SELECT *, a <-> 42 AS dist FROM test ORDER BY a <-> 42 LIMIT 10;

動物園の一つの檻に1種類の動物しかいないというルールを強制するために排他制約を使います。

=> CREATE TABLE zoo (
  cage   INTEGER,
  animal TEXT,
  EXCLUDE USING gist (cage WITH =, animal WITH <>)
);

=> INSERT INTO zoo VALUES(123, 'zebra');
INSERT 0 1
=> INSERT INTO zoo VALUES(123, 'zebra');
INSERT 0 1
=> INSERT INTO zoo VALUES(123, 'lion');
ERROR:  conflicting key value violates exclusion constraint "zoo_cage_animal_excl"
DETAIL:  Key (cage, animal)=(123, lion) conflicts with existing key (cage, animal)=(123, zebra).
=> INSERT INTO zoo VALUES(124, 'lion');
INSERT 0 1

F.5.2. 著作者

Teodor Sigaev()、 Oleg Bartunov()、およびJanko Richter()。追加情報はhttp://www.sai.msu.su/~megera/postgres/gist/を参照ください。