54.15. pg_prepared_statements

pg_prepared_statementsビューは現在のセッションで利用可能な準備済み文をすべて表示します。 準備済み文についての詳細はPREPAREを参照してください。

pg_prepared_statementsには、1つの準備済み文に対して一行が存在します。 新しい準備済み文が作成されると行が追加され、準備済み文が解放される(例えばDEALLOCATEを使用)と行が削除されます。

表54.15 pg_prepared_statementsの列

列 型

説明

name text

準備済み文の識別子

statement text

この準備済み文を作成するためにクライアントが送付した問い合わせ文字列。 SQL経由で作成された準備済み文では、これはクライアントが送信したPREPARE文です。 フロントエンド/バックエンドプロトコル経由で作成された準備済み文では、これは準備済み文自身のテキストです。

prepare_time timestamptz

準備済み文が作成された時間

parameter_types regtype[]

regtype配列形式の準備済み文が想定しているパラメータ型。 配列要素に対応するOIDは、regtypeからoidへのキャストを行うことで取り出すことができます。

result_types regtype[]

準備済み文が返却するregtype配列形式の列の型。 配列要素に対応するOIDは、regtypeからoidへのキャストを行うことで取り出すことができます。 準備済み文が結果を提供しない場合(たとえばDML文)は、このフィールドはNULLです。 (訳注:この列はPostgreSQL 16にはありますが、PostgreSQL 15にはありません。15のドキュメントに誤って追加されたものです。15.2以降で修正予定です)

from_sql bool

準備済み文がPREPARE SQLコマンド経由で作成された場合はtrue、フロントエンド/バックエンドプロトコル経由で文が準備された場合はfalse

generic_plans int8

汎用計画が選択された回数

custom_plans int8

カスタム計画が選択された回数


pg_prepared_statementsビューは読み取り専用です。