51.52. pg_subscription

カタログpg_subscriptionには、存在するすべての論理レプリケーションのサブスクリプションが入ります。 論理レプリケーションについての詳細な情報は第30章を参照してください。

ほとんどのシステムカタログとは異なり、pg_subscriptionはクラスタ内の全データベースで共有されます。 つまりクラスタごとにpg_subscriptionの実体は1つだけ存在し、データベースごとに1つではありません。

subconninfoには平文のパスワードが含まれる可能性があるため、一般ユーザによるアクセス権は取り消されています。

表51.52 pg_subscriptionの列

列 型

説明

oid oid

行識別子

subdbid oid (references pg_database.oid)

サブスクリプションが存在するデータベースのOID

subname name

サブスクリプションの名前

subowner oid (references pg_authid.oid)

サブスクリプションの所有者

subenabled bool

真の場合、サブスクリプションは有効でレプリケーションが行われています。

subconninfo text

上流のデータベースへの接続文字列

subslotname name

上流のデータベースのレプリケーションスロットの名前。 (ローカルレプリケーションのオリジン名としても使われます。) NULLはNONEを表します。

subsynccommit text

サブスクリプションワーカのsynchronous_commitの設定値が入ります。

subpublications text[]

サブスクライブされるパブリケーション名の配列です。 パブリッシャーのサーバのパブリケーションを参照します。 パブリケーションについての詳細は30.1を参照してください。