E.287. リリース7.4.17

リリース日: 2007-04-23

このリリースは7.4.16の不具合を修正したもので、セキュリティ問題の修正を1つ含みます。 7.4メジャーリリースにおける新機能についてはE.304を参照してください。

E.287.1. バージョン7.4.17への移行

7.4.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかしながら、7.4.11より前のバージョンからアップグレードする場合は、E.293を参照してください。

E.287.2. 変更点

  • search_pathにおける一時テーブルスキーマの明示的な指定をサポートしました。 また、関数や演算子ではその検索を無効にしました(Tom)。

    これは、SECURITY DEFINER関数がsearch_pathの値を本当に安全に設定するために必要です。 こうしないと、一時オブジェクトを使用して権限のないSQLユーザがSECURITY DEFINER関数の権限でコードを実行することができてしまうためです(CVE-2007-2138)。 詳細はCREATE FUNCTIONを参照してください。

  • /contrib/tsearch2のクラッシュを修正しました(Teodor)。

  • VACUUM FULLUPDATE連鎖方法において潜在したデータ破損不具合を修正しました(Tom, Pavan Deolasee)。

  • ハッシュインデックスの拡張時のパニックを修正しました(7.4.15で入ってしまった不具合です)(Tom)。