PostgreSQL CE 7.4 Silver、PostgreSQL CE 8 Silver の両試験を合格された、ユニアデックス株式会社のエンジニア黒田さんにお話を伺いました。
ふだんはどんな仕事をされていますか?
大型メインフレーム系のデータベースの保守をしています。メインフレーム上のデータベースをWindows上にレプリケーションする、複製ソフトウェアが主です。ふだんは商用データベースを使っていますが、それと平行してオープンソースデータベースの開発もしており、そこでPostgreSQLを採用しています。
PostgreSQL CEを受けたきっかけは?
会社からの後押しがあったのと、実際のプロジェクトでPostgreSQLを扱っていますし、この先も使い続けるので、知識を広げるために受験しようと思いました。またSilver試験は対策本も出ていますので、勉強しやすかったというのもあります。DB系の資格はいくつか持っていますが、オープンソースデータベースではPostgreSQLが初めてでした。次はGold試験も受けてみようと思っています。
勉強の方法を教えてください
PostgreSQL CEのWebページにある試験範囲を参考に、オフィシャルマニュアルを一通り読み込みました。また、対策本の「絶対合格!PostgreSQL CE 認定試験 【Silver】」と、オンライン模擬試験の「iStudy for PostgreSQL CE」で練習問題を解くということも行いました。問題の中で不明な点はオフィシャルマニュアルに戻って確認する、という方法です。
PostgreSQLのマニュアルは量的に多いので、8 Silver試験対策では7.4との差分をリリースノートを参考にしながら勉強しました。特に気をつけたのは設定ファイルの変更点です。設定ファイルは運用する際に必ず見るものなので、重要な点のひとつですね。
両試験を受けてみて手ごたえはいかがでしたか?
基本的な一般知識セクションはマニュアルの通りという感じでしたが、運用管理や開発セクションは少し応用された問題になっていたと思います。問題数は80分で50問と、多くはないので見直しも十分にできました。
全体的な内容としては、それほど難しいという印象はありませんでした。基本的な部分が多く、広い知識が求められる試験だと思います。試験が終わって家に帰ってから見直したりと、新しい発見もいくつかありました。PostgreSQLバージョン8系では新機能もいくつか追加され、試験にも反映されていましたね。
実際に資格を取って良かったと思えることは、PostgreSQLについて幅広い知識を持てたことです。受験がきっかけで、今まで使ったことのない機能に対する知識も身につけることができました。
黒田さんから見てPostgreSQLの展望はいかがでしょうか?
認知度は向上してきていると思います。これからは商用のデータベースのようにエンタープライズ仕様、特にミッションクリティカルな場面での実績を積み重ねることが重要だと思います。PostgreSQLはCPUスケーラビリティに優れていますので、大規模なデータを扱うためのクラスタリングなどが課題だと思っています。
2006年10月取材