33.18. domains

domainsビューには、現在のデータベースで定義された全てのドメインが含まれます。

表 33-16. domainsの列

名前データ型説明
domain_catalogsql_identifierドメインを持つデータベースの名前です(常に現在のデータベースです)。
domain_schemasql_identifierドメインを持つスキーマの名前です。
domain_namesql_identifierドメインの名前です。
data_typecharacter_data組み込み型の場合は、ドメインのデータ型、何らかの配列の場合はARRAYです (後者の場合はelement_typesビューを参照してください)。 さもなくば、USER-DEFINEDです (この場合、その型はudt_nameと関連する列で識別されます)。
character_maximum_lengthcardinal_numberドメインが、文字もしくはビット文字列型の場合、宣言された最大長です。 他のデータ型、あるいは最大長の宣言がない場合はNULLです。
character_octet_lengthcardinal_numberドメインが文字型の場合、1つのデータの可能最大長をオクテット(バイト)で示します (これはPostgreSQLユーザにはあまり関心はありません)。 他のデータ型の場合はNULLです。
character_set_catalogsql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
character_set_schemasql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
character_set_namesql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
collation_catalogsql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
collation_schemasql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
collation_namesql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
numeric_precisioncardinal_numberドメインが数値型の場合、この列は、そのドメインの型の(宣言された、もしくは暗黙的な)精度を持ちます。 この精度は有効桁数を示すものです。 numeric_precision_radix 列が示す通り、10進数(10を底)でも2進数(2を底)でも表現することができます。 他の全てのデータ型では、この列はNULLです。
numeric_precision_radixcardinal_numberドメインが数値型の場合、この列は、numeric_precisionnumeric_scaleで表現されるその列の値の底数がどちらかかを示します。 2もしくは10の値となります。 他の全てのデータ型では、この列はNULLです。
numeric_scalecardinal_numberドメインが高精度数値型の場合、この列は、そのドメインの型の(宣言された、もしくは暗黙的な)位取りを持ちます。 位取りは、小数点より右側の有効桁数を示すものです。 numeric_precision_radix列の指定に従い、10進数(10を底)、もしくは2進数(2を底)で表現されます。 他の全ての型ではこの列はNULLです。
datetime_precisioncardinal_numberdata_typeが日付、時刻、タイムスタンプ、間隔型を示す場合、この列はこのドメインの型で(宣言された、または暗黙的な)秒の端数の精度、つまり、秒値の小数点以下で保持される10進の桁数です。 他の全ての型の場合はNULLです。
interval_typecharacter_data未実装です。
interval_precisioncharacter_data未実装です。
domain_defaultcharacter_dataドメインのデフォルト式です。
udt_catalogsql_identifierドメインデータ型を定義したデータベースの名前です(常に現在のデータベースです)。
udt_schemasql_identifierドメインデータ型を定義したスキーマの名前です。
udt_namesql_identifierドメインデータ型の名前です。
scope_catalogsql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
scope_schemasql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
scope_namesql_identifierPostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。
maximum_cardinalitycardinal_number常にNULLです。 PostgreSQLでは配列の最大次数は常に無制限だからです。
dtd_identifiersql_identifierそのドメインに属するデータ型記述子間で一意な、データ型記述子の識別子です (ドメインには1つのデータ型記述子しかありませんのでこれは些細なものです)。 これは主に、こうした識別子の他のインスタンスを結合する時に有用です (識別子の書式の仕様は定義されておらず、将来のバージョンでそのまま維持されるかどうかも保証されません)。